ホビヲログ

趣味に生きるホビヲのブログ

全部読んだ?社会派ブロガーちきりん四部作、現代人の必須スキルを学ぼう!

こんにちは、現代をなんとか生きぬきたいホビヲです

超人気社会派ブロガーのちきりんが、現代を生きぬくための根幹の能力をわかりやすく解説した四部作。すべてを読了したので一気に紹介する。

先に言っておくと4つの能力とは「論理思考」「マーケット感覚」「生産性」「自分の意見をもつ」のこと。これらについて深く考えたことがない人は、読めばきっと意識が変わるはずだ。

それではいってみよう!

1冊目『自分のアタマで考えよう:知識にだまされない思考の技術』の感想

仕事もプライベートも家庭も、誤った判断で痛い目に遭わないためには「自分のアタマ」で考える必要がある。

冒頭の演習問題。知識が思考を邪魔する例で心を鷲掴みにされる。物知りさんが偉いわけではない。中途半端な知識だと思い込みで思考がストップする危険も。

続いて、判断基準がないまま検討が続くプロジェクトの話。どこかで見たような悲劇で胸が痛くなる。では、どうすればよかったのか。次章より、フレームワークを利用して思考する技術が次々と紹介される。

本書はロジカルシンキングの入門書である。ただし、本書を読むだけでは身につかない。日々の訓練が必要となる。生活の中で接する情報を無条件で受け入れるのではなく、背景に想いを巡らし、場合によっては自分で調べる。習得するには手間をかけて考え続けなければならない。

本書ではその考え方がわかりやすく解説されている。

2冊目『マーケット感覚を身につけよう:「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法』の感想

本作で解説されるのは「マーケット感覚」。市場が求めるものを察知する意義、そして、自分の存在価値を高める手法がわかりやすく紹介される。

「マーケット感覚を鍛える5つの方法」をざっくり紹介する。

その1,プライシング能力を身につける
売れ筋商品なら安心、だれかのおすすめなら安心、ではなく、自分の生活にとっていくらなら妥当な金額なのかを知ること。

その2,インセンティブシステムを理解する
お金のためだけに人は動くのか、社会はそんなに単純ではない。自分の欲求に向き合わないと、社会の動きも察知できない。

その3,市場に評価される方法を学ぶ
ユーザーがダイレクトに評価する市場に身をおけば、フィードバックがもらえる。まずはトライしてダメなら改善すればいい。

その4,失敗と成功の関係を理解する
座学での学びも重要だが、実戦で結果が出るかはまた別の話。スタート地点でうろうろせずに、まずは失敗するつもりで動く。

その5,市場性の高い環境に身を置く
成長している市場でスキルを学ぶ意義。やりたいこととやるべきことは違うかもしれない。価値が発揮できるキャリアを歩もう。

正しくは書籍を買って読んでほしい。

3冊目『自分の時間を取り戻そう:ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方』の感想

「生産性」を意識しようという話だった。

よいアウトプットのために時間を惜しまない、それは一見素敵だが、残念ながら時間は有限。生産性を無視した働き方では労働市場で評価されず、忙しいだけの日々を送ることに。

改善するには、まず自分が何にどれくらいの時間を費やしているを把握する。そして無駄を見直す。時間は限りある資産だと認識し、やるべきことに投下する時間の上限を決める。また、完璧を目指さず、お金で解決できることは惜しまず払う。

時間給で生産性を高めれば、他の仕事を任されて人より多く働くことになる。であれば、のんびりやろうと考えるのが人の常。しかし、長期的にみると自身の成長にはつながらない。職場では儲かったと喜んでいても、労働市場全体では評価が下がっている。

自分の人生にとってやるべきことを後回しにしていると感じたら本書を手に取ってほしい。

4冊目『自分の意見で生きていこう:「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ』の感想

世の中には、正解のある問題とない問題がある。その違いを認識することが第一歩。正解のない問題では、自分に軸がないと人の意見に振り回されて答えが出せない。だれかの意見を盲信すると、いいようにカモにされるのが関の山。

ソーシャルで意見を発信するのも意義がある。「反応」と「意見」の違いを理解しておく必要がある。人の意見を冷やかすだけの無意味な反応、賢く見せようとするずる賢い反応。見る人が見れば分かる、そんな発信をしていないか注意を。

また、まったく心に響かなかった映画レビューを書く際、他のレビュワーが絶賛していたらどうするか。お茶を濁して自分の意見を偽っていいのだろうか。意見には正解も間違いもないはず。自分の発言がネット上での自分の人格を作り上げることを意識して。

本書はそんな、ソーシャルメディアにおける生き方について知っておくべき金言に溢れている。

まとめ

おもしろそうだと思ったら、気になった一冊だけでも。どれもおすすめです!