おもしろい小説を読みたい!
というわけで、歴代の「本屋大賞」受賞作品とランキング作品をすべてまとめた。表紙画像クリックでAmazonへ、あらすじやレビューも確認できるのでご参考まで。
それではいってみよう!
2024年 本屋大賞『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。
2024年 ノミネート作品(2位~10位)
- 『水車小屋のネネ』津村記久子
- 『存在のすべてを』塩田武士
- 『スピノザの診察室』夏川草介
- 『レーエンデ国物語』多崎礼
- 『黄色い家』川上未映子
- 『リカバリー・カバヒコ』青山美智子
- 『星を編む』凪良ゆう
- 『放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件』知念実希人
- 『君が手にするはずだった黄金について』小川哲
2023年 本屋大賞『汝、星のごとく』凪良ゆう
風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
2023年 ノミネート作品(2位~10位)
- 『ラブカは静かに弓を持つ』安壇美緒
- 『光のとこにいてね』文藝春秋
- 『爆弾』呉勝浩
- 『月の立つ林で』青山美智子
- 『君のクイズ』小川哲
- 『方舟』夕木春央
- 『宙ごはん』町田そのこ
- 『川のほとりに立つ者は』寺地はるな
- 『#真相をお話しします』結城真一郎
2022年 本屋大賞『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬
1942年、独ソ戦のさなか、モスクワ近郊の村に住む狩りの名手セラフィマの暮らしは突如奪われる。日常と家族を奪った敵に復讐をはたすべく、彼女は中央女性狙撃訓練学校で一流の狙撃兵になると決意する。
2022年 ノミネート作品(2位~10位)
- 『赤と青とエスキース』青山美智子
- 『スモールワールズ』一穂ミチ
- 『正欲』朝井リョウ
- 『六人の嘘つきな大学生』浅倉秋成
- 『夜が明ける』西加奈子
- 『残月記』小田雅久仁
- 『硝子の塔の殺人』知念実希人
- 『黒牢城』米澤穂信
- 『星を掬う』町田そのこ
2021年 本屋大賞『52ヘルツのクジラたち』町田 そのこ
「わたしは、あんたの誰にも届かない52ヘルツの声を聴くよ」人生を家族に搾取されてきた貴瑚と、母に虐待されていた少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会う時、新たな魂の物語が生まれる。
2021年 ノミネート作品(2位~10位)
- 『お探し物は図書室まで』青山 美智子
- 『犬がいた季節』伊吹 有喜
- 『逆ソクラテス』伊坂 幸太郎
- 『自転しながら公転する』山本 文緒
- 『八月の銀の雪』伊与原 新
- 『滅びの前のシャングリラ』凪良 ゆう
- 『オルタネート』加藤シゲアキ
- 『推し、燃ゆ』宇佐見りん
- 『この本を盗む者は』深緑 野分
『推し、燃ゆ』にみる生きづらさは、「病気」だからではなく万人に共通するものだと思う
2020年 本屋大賞『流浪の月』凪良ゆう
最初にお父さん、次にお母さんもいなくなって、わたしの幸福な日々は終わりを告げた。すこしずつ心が死んでいくわたしに居場所をくれたのが文だった。それがどのような結末を迎えるかも知らないままに。
2020年 ノミネート作品(2位~10位)
- 『ライオンのおやつ』小川糸
- 『線は、僕を描く』砥上裕將
- 『ノースライト』横山秀夫
- 『熱源』川越宗一
- 『medium霊媒探偵城塚翡翠』相沢沙呼
- 『夏物語』川上未映子
- 『ムゲンのi』知念実希人
- 『店長がバカすぎて』早見和真
- 『むかしむかしあるところに、死体がありました。』青柳碧人
『むかしむかしあるところに、死体がありました。』で読み聞かせを試みました
2019年 本屋大賞『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ
「私には父親が三人、母親が二人いる。 家族の形態は、十七年間で七回も変わった。 でも、全然不幸ではないのだ。」森宮優子、十七歳。継父継母が変わり名字も変わるが、いつでも両親を愛し、愛されていた。
2019年 ノミネート作品(2位~10位)
- 『ひと』小野寺史宜
- 『ベルリンは晴れているか』深緑野分
- 『熱帯』森見登美彦
- 『ある男』平野啓一郎
- 『さざなみのよる』木皿泉
- 『愛なき世界』三浦しをん
- 『ひとつむぎの手』知念実希人
- 『火のないところに煙は』芦沢央
- 『フーガはユーガ』伊坂幸太郎
2018年 本屋大賞『かがみの孤城』辻村深月
学校での居場所をなくし閉じこもっていたこころ。その目の前で突然部屋の鏡が光り始める。輝く鏡をくぐり抜けた先には、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた。
2018年 ノミネート作品(2位~10位)
- 『盤上の向日葵』柚月裕子
- 『屍人荘の殺人』今村昌弘
- 『たゆたえども沈まず』原田マハ
- 『AX アックス』伊坂幸太郎
- 『騙し絵の牙』塩田武士
- 『星の子』今村夏子
- 『崩れる脳を抱きしめて』知念実希人
- 『百貨の魔法』村山早紀
- 『キラキラ共和国』小川糸
2017年 本屋大賞『蜜蜂と遠雷』恩田陸
「ここを制した者は、世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」そんなジンクスにより注目される芳ヶ江国際ピアノコンクール。優勝を目指す天才たちが、自らとの闘いを乗り越えるドラマを生み出す。
2017年 ノミネート作品(2位~10位)
- 『みかづき』森絵都
- 『罪の声』塩田武士
- 『ツバキ文具店』小川糸
- 『桜風堂ものがたり』村山早紀
- 『暗幕のゲルニカ』原田マハ
- 『i』西加奈子
- 『夜行』森見登美彦
- 『コンビニ人間』村田沙耶香
- 『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和
『コンビニ人間』読んで、みんなちがってみんないいと腹落ちしました
2016年 本屋大賞『羊と鋼の森』宮下奈都
高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村。ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、成長していく青年の姿を、温かく静謐な筆致で綴った感動作。
2016年 ノミネート作品(2位~10位)
- 『君の膵臓をたべたい』住野よる
- 『世界の果てのこどもたち』中脇初枝
- 『永い言い訳』西川美和
- 『朝が来る』辻村深月
- 『王とサーカス』米澤穂信
- 『戦場のコックたち』深緑野分
- 『流』東山彰良
- 『教団X』中村文則
- 『火花』又吉直樹
2015年 本屋大賞『鹿の王』上橋菜穂子
強大な帝国に敗北し、奴隷となり岩塩鉱に囚われた戦士団“独角”の頭、ヴァン。ある夜、謎の病が発生。生き残った幼子とふたり、父と子として未曾有の危機に立ち向かうと決意する。壮大な冒険がはじまる。
2015年 ノミネート作品(2位~10位)
- 『サラバ!』西加奈子
- 『ハケンアニメ!』辻村深月
- 『本屋さんのダイアナ』柚木麻子
- 『土漠の花』月村了衛
- 『怒り』吉田修一
- 『満願』米澤穂信
- 『キャプテンサンダーボルト』阿部和重・伊坂幸太郎
- 『アイネクライネナハトムジーク』伊坂幸太郎
- 『億男』川村元気
『ハケンアニメ!』は章ごとに感情移入する人が変わって不思議な感覚でした
2014年 本屋大賞『村上海賊の娘』和田竜
和睦が崩れ、信長に攻められる大坂本願寺。毛利は海路からの支援を乞われるが、成否は「海賊王」と呼ばれた村上武吉の帰趨にかかっていた。娘の景は上乗りで難波へむかう中、戦いの幕が切って落とされる。
2014年 ノミネート作品(2位~10位)
- 『昨夜のカレー、明日のパン』木皿泉
- 『島はぼくらと』辻村深月
- 『さようなら、オレンジ』岩城けい
- 『とっぴんぱらりの風太郎』万城目学
- 『教場』長岡弘樹
- 『ランチのアッコちゃん』柚木麻子
- 『想像ラジオ』いとうせいこう
- 『聖なる怠け者の冒険』森見登美彦
- 『去年の冬、きみと別れ』中村文則
2013年 本屋大賞『海賊とよばれた男』百田尚樹
異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造は、戦争でなにもかもを失い、大手石油会社から排斥され売る油もない。しかし国岡商店は社員ひとりたりとも解雇せず、糊口をしのぎながら、逞しく再生していく。
2013年 ノミネート作品(2位~10位)
- 『64』横山秀夫
- 『楽園のカンヴァス』原田マハ
- 『きみはいい子』中脇初枝
- 『ふくわらい』西加奈子
- 『晴天の迷いクジラ』窪美澄
- 『ソロモンの偽証』宮部みゆき
- 『世界から猫が消えたなら』川村元気
- 『百年法』山田宗樹
- 『屍者の帝国』伊藤計劃、円城塔
- 『光圀伝』冲方丁
2012年 本屋大賞『舟を編む』三浦しをん
出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれる。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、辞書作りに情熱を持つ同僚たちの面々とともに、長い長い旅が始まった。
2012年 ノミネート作品(2位~10位)
- 『ジェノサイド』高野和明
- 『ピエタ』大島真寿美
- 『くちびるに歌を』中田永一
- 『人質の朗読会』小川洋子
- 『ユリゴコロ』沼田まほかる
- 『誰かが足りない』宮下奈都
- 『ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち』三上延
- 『偉大なる、しゅららぼん』万城目学
- 『プリズム』百田尚樹
2011年 本屋大賞『謎解きはディナーのあとで』東川篤哉
宝生家のお嬢様、宝生麗子が国立署の新米警部に。本当はプロの探偵か野球選手になりたかった彼女の執事の影山は、謎を解明しない麗子に時に容赦ない暴言を吐きながら、協力して事件の核心に迫っていく。
2011年 ノミネート作品(2位~10位)
- 『ふがいない僕は空を見た』窪美澄
- 『ペンギン・ハイウェイ』森見登美彦
- 『錨を上げよ』百田尚樹
- 『シューマンの指』奥泉光
- 『叫びと祈り』梓崎優
- 『悪の教典』貴志祐介
- 『神様のカルテ2』夏川草介
- 『キケン』有川浩
- 『ストーリー・セラー』有川浩
2010年 本屋大賞『天地明察』冲方丁
江戸、四代将軍家綱の御代。ある「プロジェクト」が立ちあがった。即ち、日本独自の太陰暦を作り上げること。日本文化を変えた大いなる計画を、個の成長物語としてみずみずしくも重厚に描く傑作。
2010年 ノミネート作品(2位~10位)
- 『神様のカルテ』夏川草介
- 『横道世之介』吉田修一
- 『神去なあなあ日常』三浦しをん
- 『猫を抱いて象と泳ぐ』小川洋子
- 『ヘヴン』川上未映子
- 『船に乗れ!』藤谷治
- 『植物図鑑』有川浩
- 『新参者』東野圭吾
- 『1Q84』村上春樹
NHK集金の人をみかけると『1Q84』の世界を思い出してしまいます
2009年 本屋大賞『告白』湊かなえ
「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白。そして、関係者の告白により真相が明らかになる。
2009年 ノミネート作品(2位~10位)
- 『のぼうの城』和田竜
- 『ジョーカー・ゲーム』柳広司
- 『テンペスト』池上永一
- 『ボックス!』百田尚樹
- 『新世界より』貴志祐介
- 『出星前夜』飯嶋和一
- 『悼む人』天童荒太
- 『流星の絆』東野圭吾
- 『モダンタイムス』伊坂幸太郎
2008年 本屋大賞『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎
衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春の物語。
2008年 ノミネート作品(2位~10位)
- 『サクリファイス』近藤史恵
- 『有頂天家族』森見登美彦
- 『悪人』吉田修一
- 『映画篇』金城一紀
- 『八日目の蝉』角田光代
- 『赤朽葉家の伝説』桜庭一樹
- 『鹿男あをによし』万城目学
- 『私の男』桜庭一樹
- 『カシオペアの丘で』重松清
2007年 本屋大賞『一瞬の風になれ』佐藤 多佳子
春野台高校陸上部1年、神谷新二。天才的なスプリンター、幼なじみの連と入ったこの部活。すげえ走りを俺にもいつか。デビュー戦はもうすぐ。「おまえらが競うようになったら、ウチはすげえチームになるよ」。
2007年 ノミネート作品(2位~10位)
- 『夜は短し歩けよ乙女』森見 登美彦
- 『風が強く吹いている』三浦 しをん
- 『終末のフール』伊坂 幸太郎
- 『図書館戦争』有川 浩
- 『鴨川ホルモー』万城目 学
- 『ミーナの行進』小川 洋子
- 『陰日向に咲く』劇団ひとり
- 『失われた町』三崎 亜記
- 『名もなき毒』宮部 みゆき
2006年 本屋大賞『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』リリー・フランキー
オカン。ボクの一番大切な人。四歳のときにオトンと別居、筑豊の小さな炭鉱町で、ボクとオカンは一緒に暮らした。やがてボクは上京し東京でボロボロの日々。還暦を過ぎたオカンは、ひとりガンと闘っていた。
2006年 ノミネート作品(2位~11位)
- 『サウスバウンド』奥田 英朗
- 『死神の精度』伊坂 幸太郎
- 『容疑者Xの献身』東野 圭吾
- 『その日のまえに』重松 清
- 『ナラタージュ』島本 理生
- 『告白』町田康
- 『ベルカ、吠えないのか?』古川日出男
- 『県庁の星』桂望実
- 『さくら』西加奈子
- 『魔王』伊坂幸太郎
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』のオトンは「なんでも鑑定団」好きでしたね
2005年 本屋大賞『夜のピクニック』恩田 陸
高校生活最後を飾る「歩行祭」は、全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために。
2005年 ノミネート作品(2位~10位)
- 『明日の記憶』荻原 浩
- 『家守綺譚』梨木 香歩
- 『袋小路の男』絲山 秋子
- 『チルドレン』伊坂 幸太郎
- 『対岸の彼女』角田 光代
- 『犯人に告ぐ』雫井 脩介
- 『黄金旅風』飯嶋 和一
- 『私が語りはじめた彼は』三浦 しをん
- 『そのときは彼によろしく』市川 拓司
2004年 本屋大賞『博士の愛した数式』小川 洋子
「ぼくの記憶は80分しかもたない」博士の背広の袖には、古びたメモが留められていた。記憶力を失った博士にとって、私は常に新しい家政婦。しかし、ぎこちない日々はやがて驚きと歓びに満ちたものに変わる。
2004年 ノミネート作品(2位~10位)
- 『クライマーズ・ハイ』横山 秀夫
- 『アヒルと鴨のコインロッカー』伊坂 幸太郎
- 『永遠の出口』森 絵都
- 『重力ピエロ』伊坂 幸太郎
- 『4TEEN』石田 衣良
- 『デッドエンドの思い出』よしもと ばなな
- 『終戦のローレライ』福井 晴敏
- 『陰摩羅鬼の瑕』京極 夏彦
- 『ららら科學の子』矢作 俊彦