全部観てる？歴代のジブリ作品を一覧で紹介、風の谷から最新作まで

老若男女に愛されるジブリ作品。数えると、短編とテレビ映画を含めて合計24本が製作されていた。自分は何を観て、何を観ていないのか。調査をかねてまとめてみた。鑑賞した作品には星をつけ一言コメントも記している。

映画のキャッチコピーと作画枚数もあわせて調べた。視聴の際に参考となれば幸いだ。

それではいってみよう！

1984年、風の谷のナウシカ

• 監督：宮崎駿
• 英題：Nausicaä of the Valley of the Wind
• コピー：少女の愛が奇跡を呼んだ
• 上映時間：116分
• 作画枚数：56,078枚

舞台は現代文明が滅び去った1000年後の地球。風の谷に暮らすナウシカは人々が忌み嫌う巨大な王蟲(オーム)とも心を通わせ、有害な瘴気に覆われた森「腐海」の謎を解き明かそうとしていた。ある日、巨大な輸送機が墜落、ほどなく西方のトルメキア王国の軍隊が侵攻してくる。

★★★★
深い。腐海だけに

1986年、天空の城ラピュタ

• 監督：宮崎駿
• 英題：Castle in the Sky
• コピー：ある日、少女が空から降ってきた…
• 上映時間：124分
• 作画枚数：69,262枚

空に浮かぶ伝説の島ラピュタを発見した父を持つ見習い機械工のパズー。彼はある日、空から落ちてきた少女シータと出会う。彼女は胸に青く光る石のペンダントを身につけていた。実は、彼女はラピュタの王位継承者、そのペンダントこそが空に浮かぶ力を持つ“飛行石”だったのだ。

★★★★★
生きていると、あの言葉を呟きたくなる時がある

1988年、となりのトトロ

• 監督：宮崎駿
• 英題：My Neighbor Totoro
• コピー：このへんないきものは まだ日本にいるのです。たぶん。
• 上映時間：86分
• 作画枚数：48,743枚

昭和30年代の田舎を舞台に、オバケの“トトロ”と幼い姉妹とのふれあいを描いた、宮崎駿監督が贈るファンタジーアニメ。小学六年生のサツキと四歳のメイ。二人が大きな袋にどんぐりをいっぱい詰めた、たぬきのようでフクロウのようで、クマのような変な生き物に出会うが。

★★★★
「さんぽ」はとてもいい曲。散歩中によく歌う

1988年、火垂るの墓

• 監督：高畑勲
• 英題：Grave of the Fireflies
• コピー：4歳と14歳で生きようと思った。
• 上映時間：88分
• 作画枚数：54,660枚

直木賞を受賞した野坂昭如の同名小説を高畑勲が映画化し、『となりのトトロ』と2本立てで公開された戦争アニメ。戦時中の日本を舞台に、両親を亡くした幼いふたりの兄妹が懸命に生きる姿を描く。

★
お兄ちゃんの選択に、いろいろと物申したくなる自分がいる

1989年、魔女の宅急便

• 監督：宮崎駿
• 英題：Kiki’s Delivery Service
• コピー：おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。
• 上映時間：102分
• 作画枚数：67,317枚

魔女の子は、13歳になると一人前の魔女になるために1年間の修行に出なければなりません。黒猫ジジを連れて父母のもとを旅立ち、海辺の町コリコを修行の場に選んだキキ。唯一使える魔法である、ホウキで空を飛ぶ能力を活かして“お届け屋さん"の仕事を始めます。

★★
飛べなくなった理由を誰か教えてください

1991年、おもひでぽろぽろ

• 監督：高畑勲
• 英題：Only Yesterday
• コピー：私はワタシと旅にでる。
• 上映時間：119分
• 作画枚数：73,719枚

1982年、夏。東京での生活に物足りなさを感じているタエ子は27歳のOL。彼女は10日間の休暇を取り、姉の結婚でできた山形の親戚を訪ねることに。タエ子にとって憧れの場所である田舎で、ふと思い出した小学5年生の頃のワタシが脳裏から離れなくなります。

見てない

1992年、紅の豚

• 監督：宮崎駿
• 英題：Porco Rosso
• コピー：カッコイイとは、こういうことさ。
• 上映時間：93分
• 作画枚数：58,443枚

1920年代末のアドリア海。賞金稼ぎとして最も名を上げていた一匹の豚、ポルコ・ロッソ（紅の豚）と、彼をとりまく女性たち、手に汗握る空賊との戦い、アメリカからやってきた宿命のライバル、そして全編を彩る空を飛ぶロマン。命を賭けた戦いが今幕を開ける。

★★
ジブリの人たち、ヨーロッパが好きだよね

1993年、海がきこえる

• 監督：望月智充
• 英題： The Ocean Waves
• コピー：高知・夏・17歳　僕と里伽子のプロローグ。
• 上映時間：72分
• 作画枚数：25,530枚

東京の大学に進学した杜崎拓は、吉祥寺駅の反対側ホームにある人影を見た。列車に姿を消したのは確かに武藤里伽子に見えた。彼女は高知の大学に行ったのではなかったのか。高知へと向かう飛行機の中で、拓の思いは自然と里伽子と出会ったあの2年前の夏の日へと戻っていった。

見てない

1994年、平成狸合戦ぽんぽこ

• 監督：高畑勲
• 英題：Pom Poko
• コピー：タヌキだってがんばってるんだよォ。
• 上映時間：119分
• 作画枚数：82,289枚

ニュータウンの開発が進む東京郊外の多摩丘陵。昔ながらの平和な暮らしをおびやかされたタヌキたちは、先祖伝来の「化け学」を復興させ、人間たちに戦いを挑むことを決意する。タヌキたちは人間撃退作戦を展開するが、そこはタヌキのすること、なかなか成果が上がらない。

★★
タヌキたちの肩を持ちたくなるが、破壊してるのは我々なんだ

1995年、耳をすませば

• 監督：近藤喜文
• 英題：Whisper of the Heart
• コピー：好きなひとが、できました。
• 上映時間：111分
• 作画枚数：64,491枚

月島雫は、明るく読書好きな女の子。中学3年になって、まわりは皆受験勉強で一生懸命なのに、いつも図書館で本を読みふけっていた。雫はある日、図書館の貸し出しカードに「天沢聖司」という名前を発見する。雫が読む本には必ずといっていいほどその名前があった。

見てない

1997年、もののけ姫

• 監督：宮崎駿
• 英題：Princess Mononoke
• コピー：生きろ。
• 上映時間：133分
• 作画枚数：144,043枚

中世・室町期の日本。人を寄せ付けぬ太古の深い森の中には、人語を解する巨大な山犬や猪などの神獣たちが潜んでいた。エミシの末裔のアシタカは、人間への怒りと憎しみによりタタリ神と化した猪神に呪いをかけられる。呪いを解くために彼は数奇な運命に巻き込まれていく。

★★★
自然を大切にしよう

1999年、ホーホケキョ となりの山田くん

• 監督：高畑勲
• 英題：My Neighbors the Yamadas
• コピー：家内安全は、世界の願い。
• 上映時間：104分
• 作画枚数：173,035枚

朝日新聞で連載された、いしいひさいち原作の4コマ漫画を、スタジオジブリが初めてフルデジタル処理により映画化。中年夫婦と兄妹、祖母の5人暮らしの山田家の日常を、俳句を絡めたエピソードで描く、心温まるユニークなホームコメディ。

見てない

2001年、千と千尋の神隠し

• 監督：宮崎駿
• 英題：Spirited Away
• コピー：トンネルのむこうは、不思議の町でした。
• 上映時間：125分
• 作画枚数：112,367枚

ちょっと不機嫌な千尋は現代の普通の女の子。両親とともに車で引っ越し先の家へと向かう途中で「不思議の町」に迷い込む。両親は豚に姿を変えられ、ひとりぼっちになった千尋は名を奪われ、その町を支配する魔女・湯婆婆の下で働き始める。はたして千尋は元の世界に帰れるのか。

★★★★
あの中にいないと分かったのがすごい

2002年、ギブリーズ episode2

• 監督：百瀬義行
• 英題：Ghiblies episode2
• コピー：ふとふり返ると。
• 上映時間：25分
• 作画枚数：23,032枚

スタジオギブリ著作権管理室課長を務める野中くんは38歳の独身男。ギブリの出版部を仕切るキャリアウーマンのゆかりさん。ギブリ制作部部長の奥ちゃん。こうした個性豊かな面々がスタジオギブリを舞台に繰り広げる笑いあり、涙ありのオムニバス・ストーリー。

見てない

2002年、猫の恩返し

• 監督：森田宏幸
• 英題：The Cat Returns
• コピー：猫になっても、いいんじゃないッ？
• 上映時間：75分
• 作画枚数：57,733枚

高校生のハルは普通の女の子。車に轢かれそうになった猫を助けたが、その猫が猫の国の王子様だったため“恩返し"に猫の国に招待されることに。「このまま、猫になってもいいかも」と思った瞬間、ハルは徐々に猫の姿になっていき、一見天国に思えた猫の国の恐ろしさに気づく。

見てない

2004年、ハウルの動く城

• 監督：宮崎駿
• 英題：Howl’s Moving Castle
• コピー：ふたりが暮らした。
• 上映時間：119分
• 作画枚数：148,786枚

18才のソフィーは、荒地の裾野に広がる町で生まれ育ち、亡き父の残した帽子屋を切り盛りしている。ある日、 彼女は、荒地の魔女と名乗る魔女に呪いをかけられ、90才の老婆の姿に変えられてしまう。ソフィーは荷物をまとめ、人里離れた荒地を目指しハウルの動く城に潜り込む。

ちゃんとは見てない

2006年、ゲド戦記

• 監督：宮崎吾朗
• 英題：Tales from Earthsea
• コピー：見えぬものこそ。
• 上映時間：115分
• 作画枚数：76,135枚

西海域の果てに棲む竜が、人間の世界に現れた。それと呼応するかのように、各地で作物が枯れ、家畜が倒れていく。世界の均衡が崩れつつあった。災いの源を探るゲドは、旅の途中、国を捨てた王子アレンに出会う。心に闇を持つ少年は、得体の知れない“影”に追われていた。

見てない

2008年、崖の上のポニョ

• 監督：宮崎駿
• 英題：Ponyo on the Cliff by the Sea
• コピー：生まれてきてよかった。
• 上映時間：101分
• 作画枚数：170,653枚

海辺の小さな町。崖の上の一軒家に住む5歳の少年・宗介は、ある日、クラゲに乗って家出したさかなの子・ポニョと出会う。助けてもらったポニョは、宗介のことを好きになるが、かつて人間をやめ、海の住人となった父・フジモトによって海の中へと連れ戻されてしまう。

★★
人魚姫みたいな話だった気がする

2010年、借りぐらしのアリエッティ

• 監督：米林宏昌
• 英題：Arrietty
• コピー：人間に見られてはいけない。
• 上映時間：94分
• 作画枚数：74,761枚

荒れた庭のある広大な古い屋敷、そこでひっそりと暮らす借りぐらしの小人たち。ある夏の日、屋敷に病気療養のために12歳の少年・翔がやって来た。人間に見られてたら引っ越さないといけない。それが床下の小人たちの掟だったが、アリエッティは翔に姿を見られてしまう。

★★
借りぐらしにもほどがある

2011年、コクリコ坂から

• 監督：宮崎吾朗
• 英題： From Up On Poppy Hill
• コピー：上を向いて歩こう。
• 上映時間：91分
• 作画枚数：69,758枚

太平洋戦争が終わって18年、横浜のある高校で明治に建てられた由緒ある建物をめぐって小さな紛争が起きていた。取り壊すべきか、保存すべきか。ある高校生の男女がそんな事件の中で出会い、心を通わせる。ふたりが見出した日本の“明るい未来"とは、何だったのか。

見てない

2013年、風立ちぬ

• 監督：宮崎駿
• 英題：The Wind Rises
• コピー：生きねば。
• 上映時間：126分
• 作画枚数：161,545枚

1920年代の日本は、不景気と貧乏、病気、そして大震災と、生きるのに辛い時代。そして、戦争へと突入していく。イタリアのカプローニへの時空を超えた尊敬と友情、後に神話と化した零戦の誕生、薄幸の少女菜穂子との出会いと別れ。実在の人物、堀越二郎の半生を描く。

見てない

2013年、かぐや姫の物語

• 監督：高畑勲
• 英題：The Tale of the Princess Kaguya
• コピー：姫の犯した罪と罰。
• 上映時間：137分
• 作画枚数：50万枚以上

竹の中から生まれ、美しい娘に育ち、求婚者たちを次々と振ったあげく、満月の夜、迎えにきた使者とともに月へと去ってしまう。かぐや姫は何のために地球にきて、月へ帰ることになったのか。何を思い生きていたのか。かぐや姫の罪とは、その罰とはいったい何だったのか。

ちゃんとは見てない

2014年、思い出のマーニー

• 監督：米林宏昌
• 英題：When Marnie Was There
• コピー：あなたのことが大すき。
• 上映時間：103分
• 作画枚数：約8万枚

心を閉ざした少女・杏奈の前に現れたのは、青い窓に閉じ込められた金髪の少女・マーニーだった。「わたしたちのことは秘密よ、永久に。」杏奈の身に次々と起こる不思議な出来事。ふたりの少女のひと夏の思い出が結ばれるとき、杏奈は思いがけない“まるごとの愛”に包まれていく。

見てない

2016年、レッドタートル ある島の物語

• 監督：マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット
• 仏題：LA TORTUE ROUGE
• コピー：どこから来たのか、どこへ行くのか、いのちは？
• 上映時間：81分

どこから来たのか どこへ行くのか いのちは？ 嵐の中、 荒れ狂う海に放りだされた男が九死に一生を得て、ある無人島にたどり着いた。必死に島からの脱出を試みるが、見えない力によって何度も島に引き戻される。絶望的な状況に置かれた男の前に、ある日、一人の女が現れた―。

見てない

まとめ

スタジオジブリの全作品を振り返ってみたが、けっこう観てなかった。

鑑賞した中では、初期の、トトロ、ラピュタの2作品がダントツだ。あとは千と千尋。やはり子供が素直に楽しめる作品が好みなのかもしれない。

今回、作画枚数もまとめたが、「もののけ姫」から、10万枚を超えることが当たり前になり、2013年の「かぐや姫の物語」では、50万枚以上が作画されたようだ。恐ろしい話である。

これで驚いていたが、調べてみるとディズニーの1940年作品「ファンタジア」の作画枚数は、100万枚とのこと。1日1枚だと2,739年かかる計算だ。ウォルト・ディズニーさん、がんばりすぎた感が否めない。

私は1日1枚更新を目標にインスタグラムをはじめたが、はやくも挫折してしまった。身のほどを知って生きていこうと思う。