こんにちは、芥川賞受賞作を読めるだけ読んでみたいホビヲです
純文学の新人作家に贈られる芥川龍之介賞。雑誌掲載の短編・中編小説が対象で、美しい文体と表現が重視される。年2回選考され、受賞は作家の登竜門となる。
これまで受賞したのは、189名。最年少は、綿矢りさ（19歳）、最年長は、黒田夏子（75歳）だ。
そんな、芥川賞の歴代の受賞作品をすべてまとめた。
芥川賞受賞作品：2020年代
- 172回(2024年下半期)『ゲーテはすべてを言った』鈴木結生（23歳）
- 172回(2024年下半期)『DTOPIA（デートピア）』安堂ホセ（30歳）
- 171回(2024年上半期)『サンショウウオの四十九日』朝比奈秋（43歳）
- 171回(2024年上半期)『バリ山行』松永Ｋ三蔵（44歳）
- 170回(2023年下半期)『東京都同情塔』九段理江（33歳）
- 169回(2023年上半期)『ハンチバック』市川沙央（43歳）
- 168回(2022年下半期)『この世の喜びよ』井戸川射子（35歳）
- 168回(2022年下半期)『荒地の家族』佐藤厚志（40歳）
- 167回(2022年上半期)『おいしいごはんが食べられますように』高瀬隼子（34歳）
- 166回(2021年下半期)『ブラックボックス』砂川文次（31歳）
- 165回(2021年上半期)『貝に続く場所にて』石沢麻依（41歳）
- 165回(2021年上半期)『彼岸花が咲く島』李琴峰（31歳）
- 164回(2020年下半期)『推し、燃ゆ』宇佐見りん（21歳）
- 163回(2020年上半期)『首里の馬』高山羽根子（45歳）
- 163回(2020年上半期)『破局』遠野遥（28歳）
『バリ山行』に心打たれました。影響受けて山登ってます
芥川賞受賞作品：2010年代 後半
- 162回(2019年下半期)『背高泡立草』古川真人（31歳）
- 161回(2019年上半期)『むらさきのスカートの女』今村夏子（39歳）
- 160回(2018年下半期)『ニムロッド』上田岳弘（歳）
- 160回(2018年下半期)『1R1分34秒』町屋 良平（35歳）
- 159回(2018年上半期)『送り火』高橋弘希（38歳）
- 158回(2017年下半期)『おらおらでひとりいぐも』若竹千佐子（63歳）
- 158回(2017年下半期)『百年泥』石井遊佳（54歳）
- 157回(2017年上半期)『影裏』沼田真佑（38歳）
- 156回(2016年下半期)『しんせかい』山下澄人（50歳）
- 155回(2016年上半期)『コンビニ人間』村田沙耶香（36歳）
- 154回(2015年下半期)『死んでいない者』滝口悠生（33歳）
- 154回(2015年下半期)『異類婚姻譚』本谷有希子（36歳）
- 153回(2015年上半期)『スクラップ・アンド・ビルド』羽田圭介（29歳）
- 153回(2015年上半期)『火花』又吉直樹（35歳）
『コンビニ人間』の生きづらさの正体って一体なんなのかしら
芥川賞受賞作品：2010年代 前半
- 152回(2014年下半期)『九年前の祈り』小野正嗣（44歳）
- 151回(2014年上半期)『春の庭』柴崎友香（40歳）
- 150回(2013年下半期)『穴』小山田浩子（30歳）
- 149回(2013年上半期)『爪と目』藤野可織（33歳）
- 148回(2012年下半期)『abさんご』黒田夏子（75歳）
- 147回(2012年上半期)『冥土めぐり』鹿島田真希（35歳）
- 146回(2011年下半期)『道化師の蝶』円城塔（39歳）
- 146回(2011年下半期)『共喰い』田中慎弥（39歳）
- 145回(2011年上半期) （該当作品なし)
- 144回(2010年下半期)『きことわ』朝吹真理子（26歳）
- 144回(2010年下半期)『苦役列車』西村賢太（43歳）
- 143回(2010年上半期)『乙女の密告』赤染晶子（35歳）
75歳の黒田さんが、最年長受賞者だって！
芥川賞受賞作品：2000年代 後半
- 142回(2009年下半期) （該当作品なし)
- 141回(2009年上半期)『終の住処』磯崎憲一郎（44歳）
- 140回(2008年下半期)『ポトスライムの舟』津村記久子（39歳）
- 139回(2008年上半期)『時が滲む朝』楊逸（44歳）
- 138回(2007年下半期)『乳と卵』川上未映子（31歳）
- 137回(2007年上半期)『アサッテの人』諏訪哲史（37歳）
- 136回(2006年下半期)『ひとり日和』青山七恵（23歳）
- 135回(2006年上半期)『八月の路上に捨てる』伊藤たかみ（35歳）
- 134回(2005年下半期)『沖で待つ』絲山秋子（39歳）
- 133回(2005年上半期)『土の中の子供』中村文則（27歳）
芥川賞受賞作品：2000年代 前半
- 132回(2004年下半期)『グランド･フィナーレ』阿部和重（36歳）
- 131回(2004年上半期)『介護入門』モブ・ノリオ（33歳）
- 130回(2003年下半期)『蛇にピアス』金原ひとみ（20歳）
- 130回(2003年下半期)『蹴りたい背中』綿矢りさ（19歳）
- 129回(2003年上半期)『ハリガネムシ』吉村萬壱（42歳）
- 128回(2002年下半期)『しょっぱいドライブ』大道珠貴（36歳）
- 127回(2002年上半期)『パーク・ライフ』吉田修一（33歳）
- 126回(2001年下半期)『猛スピードで母は』長嶋有（29歳）
- 125回(2001年上半期)『中陰の花』玄侑宗久（45歳）
- 124回(2000年下半期)『聖水』青来有一（42歳）
- 124回(2000年下半期)『熊の敷石』堀江敏幸（37歳）
- 123回(2000年上半期)『きれぎれ』町田康（38歳）
- 123回(2000年上半期)『花腐し』松浦寿輝（46歳）
19歳の綿矢さんが、最年少受賞者だって！
芥川賞受賞作品：1990年代 後半
- 122回(1999年下半期)『蔭の棲みか』玄月（34歳）
- 122回(1999年下半期)『夏の約束』藤野千夜（37歳）
- 121回(1999年上半期) （該当作品なし)
- 120回(1998年下半期)『日蝕』平野啓一郎（23歳）
- 119回(1998年上半期)『ゲルマニウムの夜』花村萬月（43歳）
- 119回(1998年上半期)『ブエノスアイレス午前零時』藤沢周（39歳）
- 118回(1997年下半期) （該当作品なし)
- 117回(1997年上半期)『水滴』目取真俊（36歳）
- 116回(1996年下半期)『海峡の光』辻仁成（37歳）
- 116回(1996年下半期)『家族シネマ』柳美里（28歳）
- 115回(1996年上半期)『蛇を踏む』川上弘美（38歳）
- 114回(1995年下半期)『豚の報い』又吉栄喜（48歳）
- 113回(1995年上半期)『この人の閾』保坂和志（38歳）
芥川賞受賞作品：1990年代 前半
- 112回(1994年下半期) （該当作品なし)
- 111回(1994年上半期)『おどるでく』室井光広（39歳）
- 111回(1994年上半期)『タイムスリップ・コンビナート』笙野頼子（38歳）
- 110回(1993年下半期)『石の来歴』奥泉光（37歳）
- 109回(1993年上半期)『寂寥郊野』吉目木晴彦（36歳）
- 108回(1992年下半期)『犬婿入り』多和田葉子（32歳）
- 107回(1992年上半期)『運転士』藤原智美（36歳）
- 106回(1991年下半期)『至高聖所アバトーン』松村栄子（30歳）
- 105回(1991年上半期)『自動起床装置』辺見庸（46歳）
- 105回(1991年上半期)『背負い水』荻野アンナ（34歳）
- 104回(1990年下半期)『妊娠カレンダー』小川洋子（28歳）
- 103回(1990年上半期)『村の名前』辻原登（44歳）
芥川賞受賞作品：1980年代 後半
- 102回(1989年下半期)『表層生活』大岡玲（31歳）
- 102回(1989年下半期)『ネコババのいる町で』瀧澤美恵子（50歳）
- 101回(1989年上半期) （該当作品なし)
- 100回(1988年下半期)『ダイヤモンドダスト』南木佳士（37歳）
- 100回(1988年下半期)『由煕』李良枝（33歳）
- 99回(1988年上半期)『尋ね人の時間』新井満（42歳）
- 98回(1987年下半期)『スティル・ライフ』池澤夏樹（42歳）
- 98回(1987年下半期)『長男の出家』三浦清宏（57歳）
- 97回(1987年上半期)『鍋の中』村田喜代子（42歳）
- 96回(1986年下半期) （該当作品なし)
- 95回(1986年上半期) （該当作品なし)
- 94回(1985年下半期)『過越しの祭』米谷ふみ子（55歳）
- 93回(1985年上半期) （該当作品なし歳）
芥川賞受賞作品：1980年代 前半
- 92回(1984年下半期)『青桐』木崎さと子（45歳）
- 91回(1984年上半期) （該当作品なし)
- 90回(1983年下半期)『杢二の世界』笠原淳（47歳）
- 90回(1983年下半期)『光抱く友よ』高樹のぶ子（37歳）
- 89回(1983年上半期) （該当作品なし)
- 88回(1982年下半期)『夢の壁』加藤幸子（46歳）
- 88回(1982年下半期)『佐川君からの手紙』唐十郎（42歳）
- 87回(1982年上半期) （該当作品なし)
- 86回(1981年下半期) （該当作品なし)
- 85回(1981年上半期)『小さな貴婦人』吉行理恵（42歳）
- 84回(1980年下半期)『父が消えた』尾辻克彦（43歳）
- 83回(1980年上半期) （該当作品なし歳）
芥川賞受賞作品：1970年代 後半
- 82回(1979年下半期)『モッキングバードのいる町』森禮子（51歳）
- 81回(1979年上半期)『やまあいの煙』重兼芳子（52歳）
- 81回(1979年上半期)『愚者の夜』青野聰（35歳）
- 80回(1978年下半期) （該当作品なし)
- 79回(1978年上半期)『伸予』高橋揆一郎（50歳）
- 79回(1978年上半期)『九月の空』高橋三千綱（30歳）
- 78回(1977年下半期)『螢川』宮本輝（30歳）
- 78回(1977年下半期)『榧の木祭り』高城修三（30歳）
- 77回(1977年上半期)『僕って何』三田誠広（29歳）
- 77回(1977年上半期)『エーゲ海に捧ぐ』池田満寿夫（43歳）
- 76回(1976年下半期) （該当作品なし)
- 75回(1976年上半期)『限りなく透明に近いブルー』村上龍（24歳）
- 74回(1975年下半期)『岬』中上健次（29歳）
- 74回(1975年下半期)『志賀島』岡松和夫（44歳）
- 73回(1975年上半期)『祭りの場』林京子（44歳）
芥川賞受賞作品：1970年代 前半
- 72回(1974年下半期)『あの夕陽』日野啓三（45歳）
- 72回(1974年下半期)『土の器』阪田寛夫（49歳）
- 71回(1974年上半期) （該当作品なし)
- 70回(1973年下半期)『草のつるぎ』野呂邦暢（36歳）
- 70回(1973年下半期)『月山』森敦（61歳）
- 69回(1973年上半期)『鶸』三木卓（38歳）
- 68回(1972年下半期)『ベティさんの庭』山本道子（36歳）
- 68回(1972年下半期)『れくいえむ』郷静子（43歳）
- 67回(1972年上半期)『いつか汽笛を鳴らして』畑山博（37歳）
- 67回(1972年上半期)『誰かが触った』宮原昭夫（39歳）
- 66回(1971年下半期)『砧をうつ女』李恢成（36歳）
- 66回(1971年下半期)『オキナワの少年』東峰夫（33歳）
- 65回(1971年上半期) （該当作品なし)
- 64回(1970年下半期)『杳子』古井由吉（33歳）
- 63回(1970年上半期)『無明長夜』吉田知子（36歳）
- 63回(1970年上半期)『プレオー8の夜明け』古山高麗雄（49歳）
芥川賞受賞作品：1960年代 後半
- 62回(1969年下半期)『アカシヤの大連』清岡卓行（47歳）
- 61回(1969年上半期)『赤頭巾ちゃん気をつけて』庄司薫（32歳）
- 61回(1969年上半期)『深い河』田久保英夫（41歳）
- 60回(1968年下半期) （該当作品なし)
- 59回(1968年上半期)『年の残り』丸谷才一（42歳）
- 59回(1968年上半期)『三匹の蟹』大庭みな子（37歳）
- 58回(1967年下半期)『徳山道助の帰郷』柏原兵三（34歳）
- 57回(1967年上半期)『カクテル・パーティー』大城立裕（41歳）
- 56回(1966年下半期)『夏の流れ』丸山健二（23歳）
- 55回(1966年上半期) （該当作品なし)
- 54回(1965年下半期)『北の河』高井有一（33歳）
- 53回(1965年上半期)『玩具』津村節子（37歳）
芥川賞受賞作品：1960年代 前半
- 52回(1964年下半期) （該当作品なし)
- 51回(1964年上半期)『されどわれらが日々──』柴田翔（29歳）
- 50回(1963年下半期)『感傷旅行センチメンタル・ジャーニィ』田辺聖子（35歳）
- 49回(1963年上半期)『少年の橋』後藤紀一（48歳）
- 49回(1963年上半期)『蟹』河野多惠子（37歳）
- 48回(1962年下半期) （該当作品なし)
- 47回(1962年上半期)『美談の出発』川村晃（34歳）
- 46回(1961年下半期)『鯨神』宇能鴻一郎（27歳）
- 45回(1961年上半期) （該当作品なし)
- 44回(1960年下半期)『忍ぶ川』三浦哲郎（29歳）
- 43回(1960年上半期)『夜と霧の隅で』北杜夫（33歳）
芥川賞受賞作品：1950年代 後半
- 42回(1959年下半期) （該当作品なし)
- 41回(1959年上半期)『山塔』斯波四郎（49歳）
- 40回(1958年下半期) （該当作品なし)
- 39回(1958年上半期)『飼育』大江健三郎（23歳）
- 38回(1957年下半期)『裸の王様』開高健（27歳）
- 37回(1957年上半期)『硫黄島』菊村到（32歳）
- 36回(1956年下半期) （該当作品なし)
- 35回(1956年上半期)『海人舟』近藤啓太郎（36歳）
- 34回(1955年下半期)『太陽の季節』石原慎太郎（23歳）
- 33回(1955年上半期)『白い人・黄色い人』遠藤周作（32歳）
芥川賞受賞作品：1950年代 前半
- 32回(1954年下半期)『アメリカン・スクール』小島信夫（39歳）
- 32回(1954年下半期)『プールサイド小景』庄野潤三（33歳）
- 31回(1954年上半期)『驟雨』吉行淳之介（30歳）
- 30回(1953年下半期) （該当作品なし)
- 29回(1953年上半期)『悪い仲間』安岡章太郎（33歳）
- 28回(1952年下半期)『喪神』五味康祐（31歳）
- 28回(1952年下半期)『或る「小倉日記」伝』松本清張（43歳）
- 27回(1952年上半期) （該当作品なし)
- 26回(1951年下半期)『広場の孤独・漢奸』堀田善衛（33歳）
- 25回(1951年上半期)『壁』安部公房（27歳）
- 25回(1951年上半期)『春の草』石川利光（37歳）
- 24回(1950年下半期) （該当作品なし)
- 23回(1950年上半期)『異邦人』辻亮一（35歳）
芥川賞受賞作品：1940年代
- 22回(1949年下半期)『闘牛』井上靖（42歳）
- 21回(1949年上半期)『確証』小谷剛（24歳）
- 21回(1949年上半期)『本の話』由起しげ子（48歳）
- 20回(1944年下半期)『雁立』清水基吉（26歳）
- 19回(1944年上半期)『劉廣福』八木義徳（32歳）
- 19回(1944年上半期)『登攀』小尾十三（34歳）
- 18回(1943年下半期)『和紙』東野邊薫（41歳）
- 17回(1943年上半期)『纏足の頃』石塚喜久三（38歳）
- 16回(1942年下半期)『連絡員』倉光俊夫（34歳）
- 15回(1942年上半期) （該当作品なし)
- 14回(1941年下半期)『青果の市』芝木好子（27歳）
- 13回(1941年上半期)『長江デルタ』多田裕計（28歳）
- 12回(1940年下半期)『平賀源内』櫻田常久（44歳）
- 11回(1940年上半期) （該当作品なし歳）
芥川賞受賞作品：1930年代
- 10回(1939年下半期)『密獵者』寒川光太郎（32歳）
- 9回(1939年上半期)『鶏騒動』半田義之（28歳）
- 9回(1939年上半期)『あさくさの子供』長谷健（34歳）
- 8回(1938年下半期)『乗合馬車 他』中里恒子（29歳）
- 7回(1938年上半期)『厚物咲』中山義秀（37歳）
- 6回(1937年下半期)『糞尿譚』火野葦平（31歳）
- 5回(1937年上半期)『暢氣眼鏡 他』尾崎一雄（37歳）
- 4回(1936年下半期)『普賢』石川淳（37歳）
- 4回(1936年下半期)『地中海』冨澤有爲男（34歳）
- 3回(1936年上半期)『城外』小田嶽夫（36歳）
- 3回(1936年上半期)『コシャマイン記』鶴田知也（34歳）
- 2回(1935年下半期) （該当作品なし)
- 1回(1935年上半期)『蒼氓』石川達三（30歳）
