
こんにちは、地球の歩き方を学びたいホビヲです。
思わずつっこんでしまった。
「地球の歩き方 スターウォーズ」って、もう地球じゃないじゃん!と。
ムーは買った。オカルト好きではないが話の種に買ってしまった。そのコラボがどんどん展開している。
このコラボ、旅行ガイドとしての体裁(現地情報・エリアガイド・雑学コラム・折込地図)はそのままに、旅先を架空の世界や異ジャンルのコンテンツに置き換えている。
ここでは新しい順に、一冊ずつ「どこが面白いのか」「誰が買うと幸せになれるのか」を掘り下げていく。
それではいってみよう!
- 地球の歩き方 スター・ウォーズ(2026年7月30日発売予定)
- 地球の歩き方 オルカン ~eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の歩き方~(2025年8月28日発売)
- 地球の歩き方 ムーJAPAN ~神秘の国の歩き方~(2024年3月22日発売)
- 地球の歩き方 宇宙兄弟 We are Space Travelers!(2024年1月25日発売)
- 地球の歩き方 ディズニーの世界 ~名作アニメーション映画の舞台~(2023年11月16日発売)
- 地球の歩き方 JOJO ジョジョの奇妙な冒険(2022年7月14日発売)
- 地球の歩き方 ムー ~異世界の歩き方~(2022年2月10日発売)
- まとめ
地球の歩き方 スター・ウォーズ(2026年7月30日発売予定)
シリーズ最新作にして、ついに旅先が銀河になった。Lucasfilm公認、「永久保存版」と銘打たれたスペシャルブックで、予約段階からすでに話題になっている。
- コンセプト:劇場公開作品を中心に、タトゥイーンやホスといった物語の舞台となる惑星を「銀河領域別ガイド」として紹介しつつ、チュニジアの砂漠やアイルランドの断崖など実在する撮影ロケ地も同時に案内する。架空の銀河(フィクション)と現実のロケ地(ノンフィクション)を一冊で行き来できる構成だ。
- 主な内容:銀河領域別の惑星ガイド、物語の流れの解説、主要キャラクターの魅力を名シーンとともに振り返るページ、実在ロケ地の情報、モデルプランや旅のテクニックなどの実用コンテンツ。
- 仕様:A5変型・176ページ、2,750円(税込)。初回限定版はホログラムロゴ入りの特製リバーシブル帯付き。帯目当てなら予約一択だ。
- ここが買い:『ムー』『JOJO』で培った「架空と実在を同じ地図に載せる」手法の現時点での最新形。映画を見返す前に読むと、あの砂漠もあの森も「行ける場所」に変わる。
スターウォーズの聖地巡礼が捗る一冊ということだね
地球の歩き方 オルカン ~eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の歩き方~(2025年8月28日発売)
投資信託という無形の金融商品を「旅行先」に見立てた、シリーズ随一の異色コラボ。書店で見かけて二度見した人も多いはずだ。
- コンセプト:新NISAで一躍国民的ファンドとなった「オルカン」の構成国・地域(47ヵ国・地域)を、産業を切り口に一国ずつ紹介する。つまり「自分のお金がいまどこの国の何に投資されているのか」を旅行ガイドの文法で見せてくれる。
- 監修:ファンドを運用する三菱UFJアセットマネジメントと、指数データを提供するMSCIが全面協力・監修した公式ガイドブック。
- 主な内容:両社トップの特別対談、誕生秘話や人気の理由に迫る「オルカン解体新書」、ファンドマネジャーの1日密着など、普段は見えない運用の裏側も収録。
- 反響:発売後に重版が決定。図解とデータが豊富で投資初心者にも読みやすいと好評な一方、「国別の産業解説はあるが、組み入れ企業単位の掘り下げは薄い」という指摘もある。企業分析の本ではなく、世界経済の地図帳として読むのが正解だ。
- ここが買い:オルカンを積み立てているのに構成国を3つしか言えない人(つまりほとんどの人)にこそ刺さる。投資本が苦手でも、旅行ガイドなら最後まで読める。
SP500と悩んでたけど、オルカンを買いたくなっちゃう
地球の歩き方 ムーJAPAN ~神秘の国の歩き方~(2024年3月22日発売)
大ヒットした『ムー』コラボの第2弾。舞台を海外から日本国内に移した国内版で、「身近なニッポンの不思議スポットを旅するための冒険の書」と公式が言い切っている。
- コンセプト:縄文、古墳、UFO、妖怪、鬼など、日本に潜む神秘スポットを47都道府県から厳選。海外に行かなくても、週末の日帰り圏内に「異世界」はある。
- 主な内容:導入の「ムー世界へようこそ」、キーワードで知る日本のミステリースポット、博物館の珍しい展示物や国宝の紹介、そして北海道・北東北から九州&沖縄まで全国をブロック別に網羅するエリアガイド。グラビア特集は富士山、鬼、縄文遺跡、超自然、神輿という濃い並び。巻末は「パラレルワールドの歩き方」で締める。
- ここが買い:海外編のムーと違って、載っているスポットに実際に行けてしまうのが最大の違い。読んで終わりではなく、次の週末の予定が決まる本。聖地巡礼ならぬ「怪地巡礼」の実用ガイドとして機能する。
近場にスポットがあれば、きっと週末の予定が埋まるはず
地球の歩き方 宇宙兄弟 We are Space Travelers!(2024年1月25日発売)
漫画『宇宙兄弟』とのコラボで、旅の対象をとうとう地球の外にまで広げた一冊。2,420円(税込)。
- コンセプト:作品の舞台を巡りながら、地球から宇宙まで実際に「旅する」ためのガイド。エリアガイドの項目にヒューストン、フロリダ、つくば市、種子島と並んで、月、ISS(国際宇宙ステーション)、火星が同じ体裁で載っている。この並列っぷりがたまらない。
- 主な内容:『宇宙兄弟』ヒストリー、リアル&ドリーム宇宙旅行プラン(つくば編/月周回編/宇宙空間体験編)、実際に宇宙へ行った前澤友作氏のインタビュー、宇宙食グルメ最前線、原作者・小山宙哉氏インタビュー、地球にいながら宇宙を感じられるスポット紹介、宇宙旅行の準備と手続き、特別付録の折込地図。
- 仕様:表紙は宇宙服姿の六太と日々人。初回限定版には「地球の歩き方」の表紙デザインで『宇宙兄弟』をオマージュしたリバーシブル帯が付いていた。
- ここが買い:ファンブックとしてもガイドとしても読めるが、真骨頂は「宇宙旅行の準備と手続き」を大真面目に解説しているところ。子どもと一緒に読める宇宙入門としても優秀だ。
もう、「宇宙の歩き方」なんじゃないですか?
地球の歩き方 ディズニーの世界 ~名作アニメーション映画の舞台~(2023年11月16日発売)
ディズニー創立100周年に合わせて刊行された「永久保存版」。224ページ、2,420円(税込)。
- コンセプト:ディズニーアニメーション映画の物語の舞台やモデルとなった実在の街を、現地ガイドと合わせて紹介する。パークガイドではなく、あくまで映画の舞台探訪に振り切っているのが他のディズニー本との決定的な違い。
- 主な内容:名作アニメーション映画50選の舞台紹介、「偉大なるウォルト・ディズニー」章、ミッキーマウスとディズニー100年の歩み、作品が生まれる制作の舞台裏、世界各国のプリンセス城コレクション、海外ディズニーパーク案内、舞台を巡るモデルプラン。特別付録として100年史の年表と、作品の舞台を示すワールドマップが折り込まれている。
- ここが買い:『アナ雪』のノルウェー、『ラプンツェル』のモン・サン・ミッシェルなど、「あの映画の景色は実在した」を50作品分まとめて確認できる。次の海外旅行の行き先が映画で決まるタイプの人には危険な本。
ディズニーランドじゃなくて、ディズニー作品の世界なんだ
地球の歩き方 JOJO ジョジョの奇妙な冒険(2022年7月14日発売)
『ジョジョの奇妙な冒険』35周年を記念した聖地巡礼型コラボ。ムー版のヒットを受けて企画された第2弾にあたる。208ページ。
- コンセプト:杜王町のモデルである仙台から世界各地まで、原作第1部〜第8部の舞台となった実在の都市を「地球の歩き方」らしいエリアガイド形式で網羅する。
- 主な内容:巻頭の「仙台の歩き方」、ジョースター家の歴史解説、「岸辺露伴と歩くルーヴル美術館」という遊び心のある企画ページ、「ジョジョに学ぶッ!旅の準備と技術」など。エリアガイドはイギリス、イタリア、香港、シンガポール、パキスタン、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エジプト、アメリカ、メキシコと、第3部の旅路そのままに広範囲をカバーする。
- ここが買い:白眉は原作者・荒木飛呂彦氏本人が「旅」への思いを語るロングインタビュー。単なる聖地リストではなく、あの作品世界がどんな旅の経験から生まれたのかがわかる一次資料になっている。イタリア旅行を考えているジョジョ好きは、普通のガイドより先にこれを読むべきだ。
ジョヨオジョョヨヨョオオオオォォォの歩ぅき方ぁあああぁ!
地球の歩き方 ムー ~異世界の歩き方~(2022年2月10日発売)
すべてはここから始まった。シリーズの原点にして最大のヒット作。ともに1979年創刊のロングセラーブランドである「地球の歩き方」と、オカルト専門誌「月刊ムー」が組んだ第1弾だ。
- コンセプト:超古代文明、オーパーツ、聖地、UFO、UMAなど、世界中に残る「謎と不思議」を、地球の歩き方の現地ガイド形式で大真面目に紹介する「パラレルワールド(同時並行世界)の歩き方」。
- 主な内容:巻頭特集はイースター島のモアイ、ピラミッドの謎の空間、ナスカの地上絵、ストーンヘンジ、空のオーパーツ、UMAなど。本編では巨石文化の謎、宇宙からのメッセージ、UMA、聖地&パワースポット、ミステリーゾーン、沈んだ大陸の痕跡までをセクション別に構成。全400ページという鈍器級のボリュームで、通常の歩き方と同じく現地への行き方も載っている。
- 反響:発売直後に店頭で売り切れが続出し、発売3週間で5刷・9万部突破という異例の重版ラッシュに。最終的に累計12万部超のヒットとなり、このシリーズ全体の扉を開いた。
- 評価:2023年、第54回星雲賞ノンフィクション部門を受賞。旅行ガイドがSFファン投票の文学賞を獲ること自体が事件だった。
- ここが買い:迷ったらまずこれ。ガイドの体裁で大真面目にオカルトをやるという発明そのものが一番濃い形で詰まっている。話の種として買った私が保証する。
オカルト好きじゃなくても楽しめる、読みごたえのすごい一冊だよ
まとめ
7冊を並べてみると、大きく3つの流れがあることが見えてくる。
ヒットの起点となった「ムー」路線(謎・オカルト×旅行ガイド)。「JOJO」「宇宙兄弟」「ディズニー」「スター・ウォーズ」に連なる人気コンテンツの舞台探訪路線。そして「オルカン」に見られる、旅行ガイドのフォーマットを金融のような異業種テーマに応用する路線だ。
いずれも「地球の歩き方」の型を保ったまま、中身だけを大胆に入れ替える手法が共通している。型がしっかりしているからこそ、旅先が異世界でも銀河でも投資信託でも成立してしまう。この共通フォーマットの強さこそが、シリーズが7冊続いている理由だろう。
次はどこを「歩く」のか、目が離せない!






