
2018年のプライムデー、Kindleを一万円で買った。だが使う機会がないまましばらく埃をかぶっていた。「買って失敗したな」と諦めてかけていたある日、誰かの「お風呂で読書をしている」という話を耳にした。防水機能付きのモデルだったので試しにお風呂に持ち込んでみた。それから、私の読書ライフは一変した。
毎日、お風呂で本を読む。この習慣ができてから、読書量が大幅に増えた。それまでは月に一冊読むか読まないかだったのに、週に二冊ほど読むことも。
思えば、通勤中に読もうとしても結局スマホで動画視聴しているだけだった。Kindleはカバンに入ったまま。読みたい気持ちはあっても他に手軽で楽しいことが溢れている。サブスクのマイリストも消化しなければならない。読みたいけど読めない。人間とは弱いものだ。
そこで「お風呂でのKindle読書」である。メリットはたくさんあるがいくつか挙げてみる。
- 雑音も通知もなく読書に集中できる
- 他の読者が線を引いた箇所がわかる
- 読み終わるまでの目安時間がわかる
- 時計代わりにもなる
- なによりもバスタイムが楽しくなる
といったところだ。
しかし、不満もあった。かつてのKindleは反応が遅く、ページをめくってもワンテンポ遅れて動く。スマホとは違う。キビキビ動くのは諦めていた。
散々使い込み、何度も水没させたある日、画面が反応しなくなった。40秒の電源長押しで再起動を何度試みてもダメだった。修理できるか問い合わせたところ、本体を買うのと同じくらいの費用がかかるとのこと。次回購入時の割引クーポンをもらい、2025年3月に第10世代を購入した。
届いたKindleを起動して驚いた。とにかく速い。ページ送りも設定変更も、何もかもがキビキビ動く。昔の世代を使ったことがない人にはわからないだろうが、これを望んでいたのだと、ちょっと感激した。
Kindle本を散々買って思うところもある。紙の本じゃないのでメルカリで売れない。個人アカウントに紐づくため、家族共有はやりづらい(読書履歴が完全には消せない)。また、購入した作品も自分のアカウントが消えたらまるごと失われてしまう。もし自分が亡くなったら、蔵書を遺すことはできない。
とはいえ、本を残されても処分に困るという説もある。狭い住宅では紙の本を置くスペースは限られている。一軒家で部屋が余っているなら別だが。
そんなKindleだが、気になっている人は買って損はないと思う。特にAmazonプライムデーは年に一番安くなるタイミングなので、迷っているならこの機会にぜひ。

