一発撮りのPV(プロモーションビデオ)・MV(ミュージックビデオ)。ひとつのカメラで、最初から最後まで、編集なしで撮影する、ワンシーンワンカットの映像作品。
計算されたカメラワークを覚え、ミスが許されない中、演技をする出演者たち。失敗すれば、多くの人に迷惑をかける。ネガティブな思考に陥らないよう、演出家は現場を指揮する。現場の緊張感、失敗を繰り返し、成功した時の感動。現場の雰囲気を想像すると、ドキドキがとまらない。
そのドキドキと、感動が味わえる「一発撮りのPV・MV」を紹介する。
- 1.D.W.ニコルズ「フランスパンのうた」
- 2.サカナクション「アルクアラウンド」
- 3.私立恵比寿中学「手をつなごう」
- 4.カイリー・ミノーグ「Come Into My World」
- 5.The Grand Rapids LipDub
- 6.siska「Unconditional Rebel」
- 7.Tim Halperin「She Runs」
- 8.宇多田ヒカル「Goodbye Happiness」
- 9.Spice Girls「Wannabe」
- 10.The Chemical Brothers「Wide Open ft. Beck」
- 11.OK Go「White Knuckles」
- 12,Feist「1234」
- 13,Anna Kendrick「Cups」
- 14,Kiesza「Hideaway」
- 15,ヤバイTシャツ屋さん「ハッピーウェディング前ソング」
- 16,Lorn「Acid Rain」
- 17,The Weeknd「False Alarm」
- 18,Miley Cyrus「Start All Over」
- 19,Bruno Mars「The Lazy Song」
- 20,Gabrielle Aplin「Sweet Nothing」
- 21,Base Ball Bear「The Cut -feat. RHYMESTER」
- 22,ペイモ「paymo Table Trick」
- 23,Bob Dylan 「Subterranean Homesick Blues」
- 24,三浦大知「U」
- 25,Taylor Swift「We Are Never Ever Getting Back Together」
1.D.W.ニコルズ「フランスパンのうた」
「人生は長いよ、長いはフランスパ〜ン」と、画面からは緊張感が感じられない。「バランスが大切」というメッセージを表現するため挑戦する皿回しに失敗しているのが印象的。覚えやすい歌詞でついつい口ずさんでしまう名曲。
2.サカナクション「アルクアラウンド」
組み合わされる歌詞が、タイミングよく映し出される緻密な画面構成。そして、驚愕のカメラワーク。最後までくると、「あれ?」最初に戻ってる。編集ポイントを懸命に探すも見つけられない。そして、繰り返し見てしまう。
3.私立恵比寿中学「手をつなごう」
楽しげに歌い踊るエビ中をみて、「みんなで、手をつなげばいいじゃん」と思ってしまうPV。
4.カイリー・ミノーグ「Come Into My World」
「ロコモーション」を歌っていたときからカイリー・ミノーグが好きだった。30年たっても活躍し、このような名作PVを生み出すことに驚愕。ミシェル・ゴンドリー監督の世界観に舌を巻く名作PV。
5.The Grand Rapids LipDub
Newsweekの「アメリカの死にゆく街」10位にランキングされた街に住む住人たち。「そりゃないぜ!」と5,000人が立ち上がり、地元企業を動かし、PRビデオを作成。なんだかアメリカンな話で、素敵。地元愛に溢れた名作PV。
6.siska「Unconditional Rebel」
ハイスピードカメラを駆使し、撮影した5秒の映像。それを3分半に引き伸ばして、CG処理を加え作品にする。世の中には、どえらいことを考える人がいるものだ。5秒の間に、一斉に演技をする80人のエキストラたち。驚愕PV。撮影の様子はこちら 。
7.Tim Halperin「She Runs」
自由に走る彼女について、楽しげに歌っている。学芸会ばりの自由な長回しに親近感。
8.宇多田ヒカル「Goodbye Happiness」
宇多田ヒカルがはじめて監督したPV。固定されたカメラの前で、歌い続ける。普通なら画がもたないが、過去の自身の作品「Automatic」「traveling」「ぼくはくま」をセルフパロディするなど、いろいろと見せてくれる。
9.Spice Girls「Wannabe」
懐かしい。現ベッカム婦人のヴィクトリアも若い。5人のスパイス・ガールズが、歌いながら、屋敷の中を走り、踊り、周囲に迷惑をかける。その元気さが時代を感じさせる。
10.The Chemical Brothers「Wide Open ft. Beck」
東京生まれの日系イギリス人、ソノヤ・ミズノが踊りまくるPV。途中から、殻?になる。こうも不思議な映像を作られると、何を信じていいのかわからなくなる。
11.OK Go「White Knuckles」
何度繰り返してみたかわからない。犬と一緒に挑む一発撮り。124回挑戦して、一番出来の良かった72回目が採用された。もはや動物虐待の域だが最高のPV。OK Goが、バンドなのか、パフォーマーなのかわからなくなる。撮影の様子はこちら 。
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12,Feist「1234」
スタジオで1,2,3,4 と踊りまくるFeist。ひとりだったはずが、大勢になり、最後ひとりに。どうなってるのか、まったくわからない。
13,Anna Kendrick「Cups」
みんなでカップを重ねるPV。途中、若干失敗している人もいるが、素晴らしい。
14,Kiesza「Hideaway」
裏路地で踊りまくる。
15,ヤバイTシャツ屋さん「ハッピーウェディング前ソング」
カップルの二人がいい演技。とくに女性のなんとも言えない表情がすばらしい。
16,Lorn「Acid Rain」
交通事故にあって、踊り出すチア。怖すぎる。
17,The Weeknd「False Alarm」
銀行強盗からの逃亡。映画のようなPV。
18,Miley Cyrus「Start All Over」
寝て起きて踊って寝るPV。
19,Bruno Mars「The Lazy Song」
猿5匹と首を振りながら踊るPV。
20,Gabrielle Aplin「Sweet Nothing」
階段から降りてきたガブリエル・アプリン。そこには一人のドラマーが。移動しながら歌う彼女を追い、カメラがパンすると、ドラマー軍団の姿。撮影後、笑顔になるガブリエルも素敵。
21,Base Ball Bear「The Cut -feat. RHYMESTER」
画面上下二分割で歌い踊るPV。
22,ペイモ「paymo Table Trick」
テーブルクロス引きを何度も成功させるPV。ペイモのブランディングPV。
23,Bob Dylan 「Subterranean Homesick Blues」
ノーベル平和賞受賞のボブ・ディラン。若かりし頃のPV。
24,三浦大知「U」
スタジオで踊りまくる三浦大知。
25,Taylor Swift「We Are Never Ever Getting Back Together」
テイラー・スウィフトの出世作。楽しい。