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神様の娘が主役の神映画!「神様メール」を観たくなった10の理由

映画「神様メール」を観たくなった。

神様メール(字幕版)

観たくなった理由を考えると10ほどあった。順に説明する。なお、ぼくはまだ観ていない。予告編以上のネタバレはないのでご安心を。

1.原題からかけ離れた邦題「神様メール」の思い切りが素敵

本作の原題は「Le Tout Nouveau Testament」。直訳すると「新・新約聖書」となるらしい。どうしてその邦題を「神様メール」としたのか。

SPAの記事「原題と邦題に「ギャップありすぎ」の映画『神様メール』が話題。邦題はどうやって決めているの?」にその経緯が記されていた。

映画の宣伝担当者は考えた。タイトルに「聖書」と入っていると、難しい映画に見えてしまう可能性がある。そして、みんなに楽しんでもらえるキャッチーで短く覚えやすいタイトルにしたい、と。

200ほどのタイトル候補を出し、その中から議論に議論を重ねて「神様メール」となった。採用されなかった候補には次のようなものがあったという。

「ジーザス、クライシス!」「神様、危機一髪!」「神様をふっとばせ」「デスクトップの神様」「神様はデスクトップの前に」「ポリゴンの神様」「初めてのお下界」「ひざ上20センチの幸せづくり」「神様は135センチ」「神様は135センチくらい」「かみさまはロックンロール」「イマジン!」「幸せレタッチ!」「幸せコインランドリー」「幸せにならない方程式」「不幸せの方程式」「不幸せショートメール」「エアの箱舟」「支配からの卒業」「聖☆おじょうさん」「神様ブリュッセルに住んでいる」「パパはイジワルな神様」「神の娘エア、世界を創る」「神様から皆様へのお知らせ」「ハッピーバイブル」「キリストの妹、家でする」「神様の娘、家でする」「少女がつくる新約聖書」「エア、新しい聖書をつくる」

「キリストの妹、家でする」「神様の娘、家でする」は、何を家でするのか気になった。家出するの誤りではないかと思う。

ただ、この映画「神様メール」を、一人でも多くの人に観てもらおうと多くの人が知恵を絞り、議論を重ねたことは間違いない。「神様メール」この5文字から、彼ら彼女たちの熱い思いが伝わってきた。

「神様」と「メール」この馴染まない二語をつなげた邦題は、作品のイメージを見事に表現していると思う。まだ、観てないけど。

観たくなった!

2.ベルギーでは「マッドマックス 怒りのデスロード」を超える大ヒット!

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「神様メール」のキャッチコピーは控えめだ。「アカデミー賞最有力候補」でも「観客動員数全米第一位」でもない。

ベルギーで「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を超える大ヒット!、である。

たしかに、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は大ヒットした。それを超えるのはすごい。しかし、超えたのはベルギーに限っての話。

「神様メール」はベルギー映画なので、自国民が映画館に足を運ぶのは当然だろう。そう思うと、すごいことなのか分からなくなる。むしろ、訴求ポイントがそこだけだとベルギーでしかヒットしていない作品と受け取られる可能性もある。

もう少しなんとかならなかったのか。

観たくなった!

3.神様は、ベルギーの首都ブリュッセルに住んでいるという設定

「神様メール」では、神様はブリュッセルに住んでいる。ベルギーの首都である。

「地球儀ボール」でベルギーを確認した。

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北にはオランダ、東にはドイツ、東南にはルクセンブルク、南にはフランス、西には海を挟んでイギリスがある。

ベルギーの真ん中らへんにあるブリュッセル。名称の由来は「沼(bruoc)」と「家(sella)」が合わさったからということ。かつては沼地だったのかもしれない。人口は約116万人、世界有数の都市である。

そんなブリュッセルに、神様が住んでいるという。

観たくなった!

4.従来と異なる、「神様の描き方」が斬新

予告編を見る限り、ブリュッセルに住む神様はかなりひどい。

不潔で醜い容姿、粗野な言動と行動、性格の悪さも筋金入り。夫婦仲も最悪な様子。そして、娘への虐待。従来の神様とはかけ離れた表現。最悪な人間の象徴として描かれている。

神様は日中、オンボロのパソコンから人々の運命を遊び半分でいじくり回している。人の不幸を楽しんでいる様子。我々の日常でおきる数々の悲劇は、彼の悪ふざけの結果という具合。

長男(キリスト)が家出したのも分かる気がする。キリストの妹である、神の娘も耐えかねて、親に反抗する。親のパソコンを勝手に使い、世界中の人々の余命を知らせるメールを送信。世界は大混乱に陥る。

観たくなった!

5.自分の余命を知った人は、どのような決断を下すのかが気になる

余命を知った人は、自身の生き方を見直す。そこにドラマがある。

アップルを創ったスティーブ・ジョブズは、毎日鏡の前で「今日が人生最後の日だ」とつぶやき、一日をスタートさせていたという。人生を無駄にしたくない。自分が今、本当にするべきことは何なのか。余命を知った人間の行動はドラマに満ちているのだ。

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「神様メール」では、世界中の人々に余命を知らせるメールが届く。そこで、人々は自分が本当にやりたかったことに気づき、リアルに生き始める。数々のドラマが生まれるのは、想像に難くない。

観たくなった!

6.監督はあの、ジャコ・ヴァン・ドルマル!

「神様メール」を監督したのは、ベルギー出身のジャコ・ヴァン・ドルマル。

これまで、『トト・ザ・ヒーロー』(1991)、『八日目』(1996年)、『ミスター・ノーバディ』(2009年)を創ってきた名監督だ。

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共通するのは、作品のテーマが「運命」だということ。

本来そうであるべき人生、選択しなかった人生、それを考える物語を作り続けている。「神様メール」もそのテーマはきっと貫かれていることだろう。

人は、いかに生きるべきか。そのような問いに、映画で答えようとする監督ジャコ・ヴァン・ドルマル。彼の作品を見逃すことは出来ない。

観たくなった!

7.著名人が好意的なコメントをしている

「神様メール」を観た著名人からのコメントを読んだ。みんな好意的に書いている。

コメントが掲載されていた人は以下の通り。

香山リカ(精神科医)、カヒミ・カリィ(ミュージシャン)、谷口ジロー(漫画家)、IMALU(タレント・アーティスト)、鈴木杏(女優)、いしわたり淳治(作詞家・音楽プロデューサー)、生方ななえ(モデル)、東ちづる(女優・タレント)、ヴィヴィアン佐藤(ドラッグクイーン/アーティスト)、栗原類(モデル・俳優)、VERVAL(アーティスト・m-flo/PKCZ.)、前田有一(映画評論家)、三遊亭小円楽(落語家)、片岡鶴太郎(俳優・画家)、カジヒデキ(ミュージシャン)、辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)、芝山幹郎(評論家)、平木愛美(モデル・インスタグラマー)、タカノ綾(現代美術家)、赤ペン瀧川(なんでも添削家)、松久淳(作家)、KIKI(モデル)、雨宮処凛(作家・活動家)、みうらじゅん(イラストレーター)、とよた真帆(女優・ベルギー ワロン&ブリュッセル地方観光大使)

コメントの詳細はリンク先で確認を。

kamisama.asmik-ace.co.jp

2017年2月11日に鬼籍に入られた谷口ジロー氏のコメントのみ引用しておく。

愉快。痛快。想像力全開の発想に仰天。かつてない奇抜で刺激的なお話なのになぜかリアルに胸をうつ。美しく哀しい。笑って泣ける絶妙の映像感覚。なんとも味わい深い女神さま。この想像を超えた感動はやがて清々しい解放感へと包み込まれてゆく。これぞ映画の醍醐味。ここに新たな神話が生まれた。
谷口ジロー(漫画家)

観たくなった!

8.海外の映画評もなかなか好意的らしい

言葉で表せないほど素晴らしい作品。美しく、刺激的で、想像をはるかに超え、そして非常に面白い。印象的な映像も作品の感情豊かなメッセージにピッタリであり、類まれな映画体験ができる。
エイントイットクール.com

面白くて幸せになれる、予想以上の傑作!
ザ・ハリウッド・リポーター

映像も可愛らしく、元気いっぱいになれる。既成概念に囚われることのない、遊び心あるセンスに満ち溢れた作品だ。
ザ・プレイリスト

『トト・ザ・ヒーロー』以来、最も面白い作品が完成した。遊心に溢れ、愉快で、面白い、神様の物語。
スクリーン・デイリー

最も素晴らしい点は、ドルマル監督が強烈な物語と独創的な映像を共存させているところだ。
ザ・ガーディアン

9.映画賞にたくさんノミネートされ、いくつか受賞している

受賞歴をみると、けっこうノミネートされている。ベルギー国内の映画賞は主要4部門を受賞しているようだ。

  • 2016年ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞ノミネート
  • 第68回カンヌ国際映画祭監督週間正式出品作品
  • ベルギーアカデミー賞(マグリット賞)最多主要4部門(作品賞、監督賞、脚本賞、音楽賞)受賞
  • シッチェス・カタロニア国際映画祭最優秀女優賞受賞
  • 米アカデミー賞外国語映画賞のベルギー代表作品

観たくなった!

10.個人的に「神」からはじまるタイトルの作品を観たかった

個人的に、「神」から始まる映画を観る必要があった。正直言うと、これが一番大きい。

まとめ

映画を観る前にブログ記事を書くという新たな取組みに挑戦したが、なんだかんだで2時間以上かかっている気がする。観ようと思った10の理由を書いている暇があったら、さっさと観ればよかった。

この記事を読んで、映画「神様メール」を観る人がいたらあらかじめ言っておきたい。

もしも、つまらない作品だったら申し訳ない、と。そんなことはないとは思うが。

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